チラシ
 

銀河鉄道の夜 2015 ヘビィメタルバージョン


野方区民ホール

銀河鉄道の夜 ヘヴィメタルヴァージョン          作 宮澤賢治

 

この普遍の物語は次から次に、問と答を提示してくる。
自らの価値観や物の見方が変化すると、物語が変容する。

だが、大切なことも、忘れてはいけないことも、全てこの物語の中にある。
だから、最終稿と呼ばれる第四次稿のテキストを、全部、やる。


脚色などを一切せず、脱字箇所の補填のみにとどめ、

死の直前まで加筆、訂正をし続けて原稿を残した、宮澤賢治の想い、

未完成の原稿を、後に膨大な時間と労力をかけ丹念に検証と検討を繰り返し、現在私たちが読む事の出来る形となるまで編集に取り組まれた方々の想い、

この物語と出合えたことに幸せを感じながら、

登場人物の台詞だけでなく、地の語りも余すところなく、物語の全てを届けたい。


物語の四分の三を占める幻想第四次空間に登場する人々はジョバンニに少しずつだが、確実に変化をもたらしていく。
出合いと別れの中で、共感し、影響しあっていく。
その先の人生にお互い直接関わることは出来なくても、ささやかな時間の共有がとても大切なものとなる。
人はそうして繋がっていくのだろう。


ヘヴィメタルの楽曲とロックな衣裳、

途切れることなく繋がる世界を象徴する回るセットと変化する天幕、

そして、宮澤賢治が紡ぎ出す繊細で命溢れる幻想的な言葉の世界と、

今を「生きる」登場人物たちとが織りなす舞台に、心と身体を委ねていただければ幸であります。      
                                                   演出 小川智代

ジョバンニ 藤井雄基

 

 今回、ジョバンニ役をやらせていただく事になり改めて銀河鉄道の夜を読み返してみると、読めば読む程謎が深まっていっています。
 作品を一通り読んだ時には特に気にならなかった何気ない単語の一つが、実は伏線なんじゃないのか、このシーンで言っているこの事は何を思って言っているのか、という事がどんどん引っかかりとして残っていく様になり作品の奥深い所に触れている様な気がしています。
 そして、ジョバンニが色々な人と出会いを繰り返す上で様々な事を経験し、ジョバンニが興味のある事、こだわりを持っている事という部分も見えてきました。カンパネルラと一緒に旅をして、成長し、別れた後どんな思いで「ほんたうのさいはひ」を探しに行くのか、自分なりの答え、結末を本番までに見つけ皆様にそれをお届け出来る様頑張ろうと思います。当日はジョバンニと一緒に夢を見て、カンパネルラと旅をしましょう。
 皆様、応援よろしくお願い致します。












カムパネルラ 戸室和亮

 

  宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読めば読むほど、自分自身の大切な人たちやかけがえのないものたちの笑顔や怒りががいっぺんに蘇り、それに対して限りない愛おしさが溢れます。僕は“カムパネルラ”を今回演じますが、彼は誰よりも優しく知性も溢れ、背だって高い。誰だってカムパネルラになりたい。彼の感情に共感するのはむつかしいことですが、自分を「どう在らしめるべし」なのかと考えるとカムパネルラに少し近づけるような気がしています。演じていくうちに気づいたのですが、心の奥底に燃えている矜持のようなものが引っ掛ります。これは自然に生まれてくるものなのでしょうか。これから先の未来でジョバンニには僕より前を行ってほしい、未来を紡ぐ時間が残されている限りそう星に願うばかりです。
  この物語は読み終える毎に新しい発見があり解釈も変幻自在で、昨日までの自分が覆される毎日。今や求める未知数は無限大です。物語の中でジョバンニとカムパネルラが発見するものに向き合ってみると、“そもそも自分が何者でなぜか今ここにいる”とか“懐かしいな”とか・・・“宇宙の寿命からしたら僕なんて瞬きほどの存在だな”とも思えてきますが・・・。しかし同時に、その一瞬に大切な人と同じ空間に存在していて、一緒に笑ったり、泣いたり、痛みを知り、夢を分かち合ったり。心が通じ合う瞬間があったり。どうしても想いが届かなかったり。些細な出来事はすべて奇跡です。偶然を偶然とは思えません。
  必然の邂逅。カムパネルラは何故、ジョバンニと共にいたのだろう。それを見つけるために頁を右から左へ。その答えは読む度に遠くなってゆくような、そんな気がしてなりません。でもだからこそ僕も前を向いて進んでいかなければならない、そんな鋭い勇気が湧いてきます。

定められた場所で、決められた仕事をする、6人の幻想第四次空間の住人たち

彼らの仕事は大きな役割を持つ。

鳥捕り 彩木 香里

どうしてって、
来ようとしたから来たんです。

命あるものを捕ることを仕事としている。

自分が生きるためと誰かのために葛藤しながらも鳥を捕り続ける。

 

 

 

 

燈台看守 小川 智代
なにがしあわせかわからないです。

手を差し伸べることはなく、ただひたすらその行く先を照らし、全てのモノが無事に目的地へと向かえるよう、その道の先を照らし見守る。

 

 

 

 

信号手 石神 哲朗

いまこそわたれわたり鳥、
いまこそわたれわたり鳥。

二つに分かれた川のまん中で、右へ行くモノと左へ行くモノを振り分けている。そして、右にも左にも行けずその手前で川に落ちていくモノもいる。

信号手は何に基づき振り分け、どんな思いで信号しているのか。

そして、左右に分かれたモノたちはそれぞれ何処へ行くのか。

大学士 いや、証明するに要るんだ。

幻想第四次空間の住人として、一番最初に登場。悠久の《歴史》を掘り起こし、自分たちの存在は、今ここに在るだけでなく、過去から、そして未来に繋がり、人の寿命では計り知ることのできない果てしない空間と時間が存在することをジョバンニたちに伝える。

車掌  これは三次空間の方からお持ちになったのですか。

目的地に行くために持つ一人一人の切符を確認し、その人がそのひとであることを認証する役目を持つ。

 

水先人 この傾斜があるもんですから汽車は決して向ふからこっちへは来ないんです。

<水先人>という名称は、物語の中には無く、汽車に乗るひとたちを無事に目的地まで案内する役割から付けたオリジナルの役名。

見ず知らずの汽車に乗り合せた人たちが楽しい時間を共有するとしてダンスシーンが展開される。

シーン
アーティスト
曲名
オープニング
STRATOVARIUS
Luminous/Papillon
ケンタウル祭の夜
STRATOVARIUS
Season Of Faith's PerFection
天気輪
STRATOVARIUS
Into Deep Blue
汽車
METALLICA
Orion
大学士登場
EVANESCENCE
What You Want
鳥捕り
LED ZEPPELIN
Nobody's Fault But Mine
鳥捕り鳥を捕る
LED ZEPPELIN
Immigrant Song
ジョバンニの切符・車掌登場
MOTLEY CRUE
White Trash Circus
燈台看守と苹果
STRATOVARIUS
Drop In The Ocean
信号手
SONATA ARCTICA
Abandoned Pleased Brainwashed Exploite
水先人
OZZY OSBOURNE
Crazy Train
サウザンクロス
STRATOVARIUS
Papillon
別れ
STRATOVARIUS
Forever
ジョバンニの決意
STRATOVARIUS
Infinity
カーテンコール
JUDAS PRIEST
Breaking the law

キャスト
語り / みうらたかし ジョバンニ / 藤井雄基 カムパネルラ / 戸室和亮 
ザネリ / 飯田荘平 先生 / 吉田孝 母 / 本間ゆかり 老女 / すずき紀子 
車掌 / 高岡千紘 大学士 / 福島菜摘 鳥捕り / 彩木香里 燈台看守 / 小川智代 マルソ・信号手 / 石神哲朗 
水先人 / 山本将弘 旅人 / 柴田美沙 青年 / 浮谷泰史 かほる子 / 野口藤菜 タダシ / 真一涼 
牛乳屋 / 武政直也 婦人 / 松本桜 博士 / 船木まひと 活版所で働く人 / 森下人

スタッフ
構成 彩木香里 / 演出 小川智代 / 舞台監督 押火竜介 / 舞台美術 内田聡明 / 照明 石井高彦(ICONICS) 

音響OP 小野幸一(FINE MUSIC) / 衣裳 榊登司子 / スチール撮影 / しらいしまさよし / 宣伝・チラシデザイン 高橋真登

音声ガイドナレーション 原ミユキ

音声ガイド監修 河野雅昭

音声ガイド協力

日本映像翻訳アカデミー / NPO法人中野区視覚障害者福祉協会

後援

宮沢賢治研究会 / 宮沢賢治学会イーハトーブセンター

目の不自由な方、見えにくい方も一緒にお楽みいただける音声ガイド付きで上演
舞台の状況や、衣裳、役者の表情などを生でナレーターが説明していきます。ナレーションをFM電波で発信することで
お手持ちのラジオ、又は専用レシーバー(要予約)で音声ガイドを聞きながら舞台を鑑賞可能にしました。

 

また、開演1時間前から、実際の舞台セットの中で、セットや小道具に触れていただくミニガイドツアーを行いました。

 音声ガイド 原ミユキ 

 東京都出身
 青ニプロダクションからフリーを経て、現在ぷろだくしょんバオバブにてナレーターとして活動。
 ブライダルMC1000組以上、ラジオパーソナリティ、講演会講師などの経験から、

 自分の言葉で伝えることを大切にする。
 音声ガイド関連のナレーションをきっかけに目の不自由な方々との交流が始まる。
2014年 JVTAバリアフリー音声ガイドライター講座5期を修了。
見える人も見えない人も一緒に楽しみたいと、舞台や映画のライブガイドの活動をスタート。
原稿作成から生ナレーションまで“書いて喋るナレーター”として、全ての娯楽に音声ガイドがつく日を目指す。

公式HP 原ミユキオフィシャルウェブサイト
公式ブログ ハラミのハラホレヒレハレ
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まあ、あたしいつか見たいわ。
魚の口の形の星だなんてまあどんなに立派でせう。
それは立派ですよ。僕YouTubeで見ましたがね。

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へん。誰か何か云ってるぜ。
赤いお方だろうか。鼠色のお方だろうか。
一つフォローをお見舞しますかな。