宮澤賢治の童話 ミニステージ 2015
宮澤賢治の童話 ミニステージ
ひるめしどきには、六寸ぐらいのビフテキだの、
雑巾ほどあるオムレツの、ほくほくしたのをたべるのだ。
宮澤賢治 ー「オツベルと象」ー
めくらぶだうと虹
語り 大貫かすみ
構成・演出 小川智代
「今日こそは」という強い想いで一歩を踏み出すと世界は新しい様相を呈する。ポランの会の公演を観て「一人語りがやりたい!」と声を出すことからレッスンし、人生で初めての一人舞台。一図な想いがめくらぶだうと重なります。
畑のへり
語り 幕田笑央
構成・演出 みうらたかし
蛙は上等の遠めがねを出してその目で見る。とうもろこしは歯が七十枚。兎は天まで届く耳。豚はらっぱのような鼻。そして、こわい人間は…。
朝に就いての童話的構図
語り 末次由布子
構成・演出 みうらたかし
視点が変われば見え方も変わる。人間にとっては心地よい霧であっても蟻にとっては大粒の雨。ある時、蛙の歩哨は、未曾有の事態に遭遇する。もちろん人間から見れば些細なことなのだが…。
果たしてありの歩哨の運命は!?
ツェねずみ
語り 小川智代
構成・演出 小川智代
昨今、鼠の出る家もそうそうないだろうが、めぐり巡って鼠捕りに仕掛けられた腐ったはんぺんなんぞでとっ捕まるのは、こんなヤツなのだ。執念と怒りは、必ず捕えるのだ。
よだかの星
語り 彩木香里
構成・演出 小川智代
よだかが自覚する自己。こうとしか生きられない性。
強い想いがよだかを飛翔させる。
孤高にして気高い精神がここにあります。
オツベルと象
語り 飯田壮平
構成・演出 彩木香里
オツベルは食べる、贅沢だ。
象は食べない、経済だ。
オツベルはよくやった。
象は象だった。
ミニステージ 2015
2015年2月15日(日)
なかの芸能小劇場
作:宮澤賢治
演出:彩木香里 / 小川智代 / みうらたかし
出演
小川智代 / 彩木香里 / 飯田壮平 / 末次由布子 / 大貫かすみ / 幕田笑央
イラスト:高橋真登
企画・制作:ものがたりグループ☆ポランの会
SPECIAL THANKS
ものがたり監修:城山賢
宮沢賢治研究会
NPO法人中野区視覚障害者福祉協会
日本視覚障害者芸術文化協会
石神哲朗 / 渡邉萌奈