銀河鉄道の夜 2015
銀河鉄道の夜 ヘヴィメタルVer
音声ガイド付き上演

銀河ステーション 銀河ステーション
聞こえてくるのはロックのリズム
ジョバンニが乗った列車は『ヘヴィメタル列車』だった
出会いと別れ
本当の幸いとは
命と宇宙をテーマにヘヴィメタルで描くファンタジー


普遍の思いは変化しながら繋がれていく
この普遍の物語は次から次に、問と答を提示してくる。自らの価値観や物の見方が変化すると、物語が変容する。だが、大切なことも、忘れてはいけないことも、全てこの物語の中にある。だから、最終稿と呼ばれる第四次稿のテキストを、全部、やる。脚色などを一切せず、脱字箇所の補填のみに留め、死の直前まで加筆、訂正をし続けて原稿を残した、宮澤賢治の想い、未完成の原稿を、後に膨大な時間と労力をかけ丹念に検証と検討を繰り返し、現在私たちが読むことのできる形となるまで編集に取り組まれた方々の想い、この物語と出会えたことに幸せを感じながら、登場人物の台詞だけでなく、他の語りも余すところなく、物語のすべてを届けたい。物語の四分の三を占める幻想第四次空間に登場する人々はジョバンニに少しずつだが、確実に変化をもたらしていく。出合いと別れの中で、共感し影響しあっていく。その先の人生にお互いの直接関わることはできなくても、ささやかな時間の共有がとても大切なものとなる。人はそうして繋がっていくのだろう。ヘビィメタルの楽曲と、宮澤賢治が紡ぎ出す繊細で、命溢れる幻想的な言葉の世界と、今を「生きる」登場人物たちとが織りなす舞台に、心と身体を委ねていただければ幸いであります。
演出 小川智代
銀河鉄道の夜 2015
ヘヴィメタルVer
2015年10月3日(土)
野方区民ホール
作:宮澤賢治
出演
みうらたかし / 藤井雄基 / 戸室和亮 / 彩木香里 / 小川智代 / 石神哲朗 / 本間ゆかり / 吉田孝 / すずき紀子 / 船木まひと / 飯田荘平 / 松本桜 / 山本将弘 / 浮谷泰史 / 真一涼 / 野口藤菜 / 森下人 / 高岡千紘 / 武政直也 / 福島菜摘
スタッフ
構成:彩木香里
演出:小川智代
舞台美術:内田聡明
舞台監督:押火竜介
照明:石井高彦(ICONICS)
音響:小野幸一
振付:石神哲朗
衣裳:榊登司子
宣伝・デザイン:高橋真登
音声ガイド:原ミユキ
音声ガイド監修:河野雅昭
協力:日本映像翻訳アカデミー / NPO法人 中野区視覚障害者福祉協会 / 百年先俳優会 / ぷろだくしょんバオバブ
後援:宮澤賢治研究会 / 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
助成:芸術文化振興基金
企画・制作:ものがたりグループ☆ポランの会