宮澤賢治の童話 2005

宮澤賢治の童話 2005

宮澤賢治童話を一人一話、語り込むのか、
物語を紡ぎだすのか、
四つの物語の試みです。

『どんぐりと山猫』をはじめ、賢治童話の中でも珠玉の四篇。
感動の物語をお送りします。

語り手、さいきかおり ビーズがあしらわれたエメラルドグリーンのスリップドレス。 背丈ほどの長さの色いオーガンジーの布をポニーテールの結び目につけている。 布の端を両手に持ち、左手を高く突き上げ天を見上げている。
やまなし 彩木香里
水仙月の四日(すいせんずきのよっか)の語り手、おがわともよ。黄色い長袖のロングドレス。雪の結晶模様のレース編みのモチーフがアクセント。白いウイッグ。背後に黒いドレス姿の踊り手。
水仙月の四日 小川智代

宮澤賢治の童話を語りたい

どんぐりと山猫
よだかの星
やまなし
水仙月の四日

1982年に、詩人の故谷川雁氏が「ものがたり文化の会」を創設して以来24年、賢治童話を題材にした表現活動に関わってきましたが、今日、元バオバブ学園出身の仲間と発表する4つの物語り、『どんぐりと山猫』は世にも奇妙な大魔術のお話し、『よだかの星』は焼身願望を貫く程の誇り高い物語り、『やまなし』は生と死と祀りの詞、『水仙月の四日』はキャンディ作りの楽しみが引きおこす小さな大冒険譚としての……ささやかな、渾身の、一大プレゼンテーションです。

城山堅


宮澤賢治の童話 2005

2005年10月10日(祝・月) 
ティアラこうとう 小ホール

作:宮澤賢治
演出:城山堅

どんぐりと山猫
語り:木村まどか

よだかの星
語り:井上奈苗

やまなし
語り:彩木香里

水仙月の四日
語り:小川智代
踊り:喜田あゆ美

照明:山本尚弘
音響:高橋圭一
衣裳:榊登司子

協力:野村純
企画・制作:ものがたりグループ☆ポランの会