宮澤賢治の童話 2011

宮澤賢治の童話 2011


ずいぶん豚というものは、奇体なことになっている。
水やスリッパやをたべて、それをいちばん上等な、脂肪や肉にこしらえる。
豚のからだはまあたとえば生きた一つの触媒だ。
白金と同じことなのだ。
無機体では白金だし有機体では豚なのだ。
考えれば考える位、これは変になることだ。

宮澤賢治 ー「フランドン農学校の豚」ー

どんぐりと山猫の語り手、まつもとさくら。赤いチューブトップにベスト、ダボダボの裾が萎んだパンツ姿。舞台セットはカラフルな風船がついたスタンドと四角い箱。
どんぐりと山猫 松本桜
高座台にツェねずみの語り手、ふなきまひと。紫の座布団、ねずみ色の着物。センスを突き出し、しかめっつら。
ツェねずみ 船木まひと

宮澤賢治の童話2011

2011年 12月16日(金)・ 12月17日(土)
なかの芸能小劇場
<上演演目>
フランドン農学校の豚
蜘蛛となめくぢと狸
ツェねずみ
どんぐりと山猫
よだかの星

作:宮澤賢治
構成・演出:彩木香里 / 小川智代

フランドン農学校の豚
語り:小川智代
内田聡明 / 飯田荘平 / 重永弘毅 / 熊谷仁志 / 木下章嗣

蜘蛛となめくぢと狸
語り:彩木香里 / 矢野理香 / 持丸愛 / 山﨑依里奈

ツェねずみ
語り:船木真人

どんぐりと山猫
語り:松本桜

よだかの星
語り:矢野理香

照明:石井高彦(ICONICS)・坂巻たまみ
イラスト:高橋真登
撮影:しらいしまさよし

協力:宮沢賢治研究会
企画・制作:ものがたりグループ☆ポランの会