石神哲朗 退団について


この度、2024年3月末日をもちまして石神哲朗がポランの会を離れることとなりました。

石神哲朗は2013年の入団以来、役者として舞台に立ち、ある時は制作や映像編集として、その多彩な才能を持ってたくさんの人に愛され、ポランの会を支え続けてくれました。ポランの会の成長を要として支えてくれていたのは、石神であることは間違いありません。

皆様には、石神哲朗を温かく送り出していただけますと幸いです。

4月より新体制でのスタートとなります。
今後とも、ものがたりグループ☆ポランの会へ変わらずご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

以下、石神哲朗より皆様へ挨拶を掲載いたします。
石神哲朗より皆様へ退団の挨拶文。

いつも、ものがたりグループ・ポランの会を応援してくれている皆様へ。
この度、3月末日をもって石神哲朗はポランの会を退団します。

さかのぼる事、2014年。ポランの会10周年記念公演(タイトル)「銀河鉄道の夜 ヘヴィーメタルバージョン」から参加し、気づけばほぼ10年。(途中いろいろありましたけど…笑い)
光陰矢の如しとはこの事です。

この10年間、たくさんの人たちに出会えました。また、たくさんの人たちとお別れしてきました。
中のを飛び出し、東京を飛び出し、賢治さんの故郷、花巻でも。
賢治さんが繋いでくれた、縁は多岐に渡ります。
出会いと別れ、悲嬉交々連れ立って本当にかけがえのない10年でした。

賢治さんの目指した「ほんとうのさいわい」は、きっとこの10年間でした。
ポランの目指した「生きる」は、きっとこの10年間でした。

本当にありがとうございました。

私は去りますが、ポランはまだまだ進化します。
「ほんとうのさいわい」を求めて「生き」続けるでしょう。

私も同じです。
本当の幸いを求めて生きていきます。
そしてその先の停車場で、また会いましょう。

最後に、私の好きな詩の一節を。
『なんべん さびしくないと言ったとこで
またさびしくなるのは、きまっている
けれども、ここはこれでいいのだ
すべてのさびしさと悲傷を焚いて
ひとは透明な軌道をすすむ』
宮澤賢治著:「小岩井農場 パート九」より。

ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。
また逢う日まで。

2024年3月31日
石神哲朗

2024年3月31日 ものがたりグループ☆ポランの会